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「海街ダイアリー3」を読む [読書]

吉田秋生の「海街ダイアリー3 陽のあたる坂道」を読む。


海街diary / 3 / 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)

海街diary / 3 / 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: コミック



というか、一昨日の昼休みに買ったのに、やっと読めた。

稲葉振一郎先生によると、「同世代のまんが読みはみんな読んでるっぽい」らしい。
前にも書いたと思うが、吉田秋生は新人で登場しとときからの付き合い(自慢げな私)。
白泉社系同時代の漫画誌(すまない少女コミックだった)に描いていた先生方は、とうに大御所を過ぎて大学の先生だったりするのだが、吉田秋生はまだ、いい感じで描いている。 というか、より「いい感じ」になりつつあるのかもしれない。


四姉妹の長女「幸」は、シリーズ登場から気の強いお姉さんなのだが、前期吉田作品には無い感じの、なんだか柔らかさがある。
ほかの登場人物たちにも、いろいろな見方や生き方があり、思うように調整できない人間関係を、少し長めのスパンで見て「しょうがないよねー」と一人一人許してみる・・・。 というような「出口無し」感を味にしてしまう上手さにしびれる。

現実の世の中は、もっとスプラッターだったり、エロだったり、バイオレンスだったりするのが普通。 スカトロなんてのもあるし。
このくらいには、みんな大人で、それぞれ役回りを心得ていると良いよねー・・・と思って、ちとへこむ。 (以前は子供っぽい大人と書いていたぞ、自分)
今年になって、最高の45分だった。


今巻の表題作「陽のあたる坂道」の最後で、幸とすずが登る坂道。 ガチで登りたいと思った。
汗だらだらで(寒いだけか自分)。
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