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MMD杯 -5 [考察]

某動画サイト恒例のMMD杯を見る。

現在上位の動画を見ると、前回MMD杯評価結果の流れを引き継いでいるように思う。 「バラライカ」のころを思えばMMDも進化したと言えるのか。

前回の優勝動画は「オリジナルPV」系(完全なシミュラクル、こりゃ死語だな)だった。 2位以下の動画は、どちらかと言うと、ネタの絨毯爆撃のようなものか、超絶技術力を投入しながら、ある種の設定で笑わせる、いわゆる「才能の無駄遣い」系だったから、その中でストレートな「オリジナルPV」系は異彩を放っていた。

8月27日深夜現在でトップの動画も、ネタ系ではあるが、技術力の無駄遣いというよりは、「デザイン処理力の無駄遣い」に近い。 雰囲気で見せている元ネタ(これも2次、3次引用)をもう1回ひねっている感じ。 センスの良さを崩さず、その結果、元ネタを軽く揶揄しながら、笑いと驚嘆を獲得している。 最近のMMD杯の傾向については、投稿者もクールに自覚的である。

この流れの中で、元祖「萌え」系というか、「ニトリターンの人」も常連らしい余興動画でエントリしているが、「中毒」「全滅」という、萌え死ぬような感じではなく、前回の「ベビーゲイツのエアボーカル」に引き続き、「良質な」リアル感のあるアイドル動画に仕上がっている。 選曲と、バックダンサーのオタ芸が「ナニ」だが。
MMD(中核)モデルの改変がある度、再現性が向上し、鑑賞者は自己調教しなくても魅せられてしまうことが容易になった(何が言いたいのだ自分)。 これは「萌え」とは反するように思うのだが、どうだろうか。
しかし、どこまで余興が好きなんだか。 正月のかくし芸大会は無くなったぞ。 
私個人としては、萌え死にたかったのだが。
タグ:MMD杯
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